沖縄の魅力を一杯に込める!ワッター自慢のオリオンビール
- Profile
- オリオンビール株式会社 製品企画 山本 純里(やまもと じゅり)さん 27歳 2020年4月入社
オリオンビール株式会社は、沖縄を代表する酒類清涼飲料メーカー。創業以来、厳格な品質基準と伝統的な製法にこだわり、地元の素材を活かしたビール等の製造に取り組んでいる。地域社会への奉仕心と、環境に配慮した事業展開に注力し、文化と共に歩む企業として皆に愛されている。愛知県出身の山本さんは、沖縄観光をきっかけにオリオンビールの魅力に触れ、大学卒業後2020年4月に入社。マーケティング本部に所属し製品企画を担当している。
- Q.製品企画について具体的に教えてください
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- #01
製品企画において、お客様が求める製品を企画から製品化まで包括的に担当しています。消費者のニーズを最優先に考慮し、複数の仮説を精緻に構築することから始め、これらを基に消費者調査を実施。関連部署との連携や外部企業の専門的な支援を有効活用しながら、製品化を進めています。担当したWATTAブランドでは、20代~30代の女性をターゲットに絞り、広告代理店などの外部とも連携しながら、SNSを駆使した戦略的アプローチを行いました。お客様の期待に応え、市場に適した製品を提供するために、柔軟で創造的なマインドを大切にし、日々研究と改善に努めています。
- Q.山本さんがこのお仕事を目指したきっかけとは
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- #02
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沖縄観光で名護を訪れた際に、独りで訪れた居酒屋でオーナーから親しく話しかけられ、 75BEER(ナゴビール)をすすめられました。話を聞くうちに、75BEERは地域の方々、商店街、そしてオリオンビール社員の協働により生み出された製品であり、地域振興の一環として根付いていることを知りました。企業が地域のためにビールを製造し、地元の誇りとなる製品を創り上げる姿勢に深く感動しました。この温かいエピソードが私の職業選択のきっかけであり、素敵な製品を開発する企業で働きたいと思った理由です。
- Q.お仕事の魅力ややりがいについて
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- #03
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お客様の笑顔が、私にとって最大の充実感を得る瞬間です。スーパーでの買い物や製品を楽しむ様子を見ると、何を選んだのか気になり、感謝の言葉が自然と湧き上がります。製品開発は綿密な計画と膨大な時間が要求され、時には厳しい瞬間や苦難も伴いますが、お客様の声や笑顔を目にすると、その努力も報われたと実感し、次なる挑戦への原動力になります。 感謝の声や喜びの瞬間に触れ、お客さまと共に喜びを分かち合い、次なる挑戦に励むことが仕事の真髄です。
- Q.沖縄の特産品や伝統文化からインスピレーションを得ることはありますか?
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- #04
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沖縄の特産品や伝統文化は、私の職務において不可欠です。沖縄を代表する企業様からの学びを得て、農家の方々が真心込めた県産素材を使用し、旬のトレンドも積極的に取り入れています。製品デザインにおいても高い重要性を理解し、美術館や博物館を訪れ、地域のイベントに参加することで沖縄の文化に深く触れ、これらを製品に緻密に表現しています。担当したWATTAのブランド名も沖縄方言の「わったー(私たち)」に由来し、過去には紅型のモチーフをデザインに取り入れました。新製品であれ既存の製品であれ、沖縄の素材や伝統、文化を最大限に生かすことは、オリオングループでは当然の慣習であり、私たちの使命の根幹に深く刻まれています。
- Q.製品企画の中で課題に直面した経験があれば、それに対する対処法や学びを教えてください。
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- #05
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WATTAのデザインリニューアルにおいて、ブランドの展望を深く考察することはもちろんのこと、何よりも自己信頼の重要性を学びました。初めての挑戦において、何をどう進めていくべきかわからず苦境に立たされつつも、試行錯誤する姿勢を見た上司から「自信を持ちなさい、WATTAを最も理解しているのは君なのだから」と激励をいただきました。先輩や上司からの専門的なアドバイスと経験豊富なチームの協力もあり、リニューアルは大成功。初めての挑戦は時に大きな不安が伴いますが、「私がこれだけ考えたのだから」と自信を持つことは、非常に重要だと感じました。
- Q.オリオンビールの製品が、沖縄観光とどのように繋がっていると考えていますか?
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- #06
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年齢や国籍を問わず、沖縄観光の楽しみの一環となっていると自負しております。本土とは異なり、まるで海外に来たかのような開放感の中、美味しそうにオリオンビールを楽しむインバウンドの方々や、オリオンビールTシャツを身に纏いながら国際通りを歩く修学旅行生を見ていると、これがより一層沖縄観光の魅力を引き立て、ブランドとしての存在感を高めているのではないかと考えております。
- Q.地域性を大切にしつつも、沖縄観光や日本全国、また国際市場向けに展開する製品企画において留意すべきポイントは?
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- #07
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国際的に認知されたメイドインジャパンの高品質を確立することは極めて重要です。オリオンビールは南国のトロピカルな地域やビーチリゾートの雰囲気を醸し出し、沖縄ならではの人の温もりを表現しています。この独自の世界観を高度な製造技術で実現し、品質向上に精進することで、深いつながりを持つ沖縄観光の一翼を担うことを目指しています。沖縄の魅力と地域性はオリオンビールの品質向上に大いに影響を与えており、これは他社にはない明確なアドバンテージとなっています。沖縄観光の盛り上がりに伴い、地域性を強調した製品展開に更なる弾みがつくと確信しています。
- Q.オリオンビールにしかできないこととは
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- #08
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沖縄観光や地域社会との深い結びつきは、オリオンビールならではの特徴です。規格外で出荷できないキーツマンゴーを有効活用し、豊見城市やJAとの連携を通じてフードロス対策に挑戦し生まれたのがWATTAキーツマンゴーでした。同様に、オリオン ザ・ドラフトの首里城復興支援デザイン缶では、売上の一部を様々な復興支援活動に活用させていただいています。オリオングループは沖縄の発展と密接に結びついています。だからこそ、沖縄県の課題や国連が掲げた目標に適した社会活動を、これからも積極的に展開していくべきだと考えます。オリオングループは社員一丸となり、沖縄の未来のために積極的な活動を継続していきます。
- Q.山本さんの展望について教えてください
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- #09
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人々が心から笑顔になり、明るい気分に包まれる瞬間は、私にとって非常に感慨深いものです。沖縄を初めて訪れ、オリオンビール片手に「かり~!(乾杯)」の一杯を通して、私の人生は新たな調和が広がりました。楽しい旅の思い出がオリオンビールへの興味へと発展し、今ではその魅力を発信する使命を担っています。真摯に仕事に向き合う中で、皆さんの笑顔が一層増えることに深い充足感を感じます。この笑顔をより広く共有し、オリオンビールの魅力を伝えていくことこそ、私の責務であると強く信じています。
- Q.最後に、新製品フルーツワインのPRについて
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- #10
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沖縄県産果実を使用したフルーツワインを2024年春に発売いたします。
当社がこれまでの歴史の中で培ってきた醸造技術と沖縄県産素材に関する知識を最大限活用したワインです。
お客様の特別な日の食事に、華を添えるような製品を目指しました。
とっても美味しいので一人でも多くのお客様に飲んでいただけるよう頑張ります。