真心込めて手を振り見送るグッバイウェーブそれは安心と信頼を約束するおもてなしの心
- Profile
- ANA沖縄空港株式会社 ランプサービス部 村吉 政成(むらよし まさなり)さん 29歳男性 2016年4月1日入社
那覇・石垣・宮古の3つの空港にて、ANAグループをはじめとする国内外の航空会社のハンドリングを担当するANA沖縄空港株式会社。旅行客の案内を行う旅客ハンドリングや、貨物の運送、さらには機器や車両の整備と保守を行う自動車整備事業まで、空港オペレーション全般にわたる業務を担う。
第1期生として入社した村吉さんは、現在グランドハンドリング業務を担当。沖縄から世界へ向け「安心と信頼」を基礎に業務に取り組む。
- Q.グランドハンドリングについて教えてください
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- #01
グランドハンドリングは、航空機が空港に到着してから出発までの限られた時間内に行われる、運航に関連する様々な地上業務の総称です。具体的には、航空機の誘導や客室の清掃、旅客の案内や手荷物・貨物の搭降載などが含まれます。この業務は、航空機の定時出発を実現し運航を円滑に進行するために、不可欠な役割を果たします。このような作業を、航空業界では「グラハン」と略されることもあります。
- Q.このお仕事に携わるきっかけは何でしょうか?
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- #02
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学生時代に県外の大学に通っていたこともあり、ANAをよく利用していました。ふと飛行機の窓から外を眺めると、地上で手を振りながら旅客機を見送るANAスタッフの優しい笑顔に出会いました。その姿を見た瞬間、親元から離れる寂しさや学業の悩みなどが和らぎ、温かな気持ちに包まれたことを今でも覚えています。ANAを利用する度にその温かさを感じ、気付けば航空業界に興味を抱いてました。ANA独自のグッバイウェーブが私を航空業界へ導くきっかけでした。
- Q.ANA沖縄空港株式会社さんを選ばれた理由についてお聞かせください
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- #03
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明るく楽しそうに働く職員の笑顔を見た瞬間、「あ、この会社で働きたい」という直感に導かれました。その感触はグッバイウェーブを見た時も、企業説明会に参加した時も同じでした。この温かい職場環境や上司との身近な距離感、そしてどんな挑戦にも臆せず取り組める環境、チームで助け合いながら仕事を進める安心感は、私自身の成長をより大きくすると確信しました。この「あんしん・あったか・あかるく元気!」なANAらしい雰囲気が、入社を決意した理由です。
- Q.村吉さんのお仕事内容を具体的に教えてください
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- #04
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到着した航空機を駐機場の指定位置まで誘導する業務(マーシャリング業務)、特殊車両(ハイリフトローダー)を使用して手荷物や貨物の積み降ろしを行う業務、そして出発する航空機に牽引車を接続して自走可能位置まで押し出す業務(プッシュバック業務)を担当しています。これらの業務は、限られた時間内で安全かつ確実に遂行しなければならないため、一便一便が真剣勝負の瞬間です。また、体調管理やメンタルケアも業務を遂行する上でとても重要です。休日は体を休め、充実したプライベートを過ごすことも大切にしています。
- Q.お仕事で最もやりがいを感じる瞬間は何ですか?
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- #05
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飛行機の運航において、遅延や早着などのイレギュラーは避けられない中、ステイタイム(作業時間)内で全ての作業を完了し、安全かつ定時に飛行機を送り出せた時は、大きなやりがいを感じます。そのために、飛行機が到着する前から必要な情報を収集し、どんな状況にも対応できるよう、チームメンバーと協力してさまざまなシミュレーションを行い、情報共有とコミュニケーションを大切にしながら業務に取り組んでいます。飛行機が滑走路から飛び立つ瞬間は、何とも言えない感慨深いものがあります。
- Q.若手社員として、キャリアの中で成長した瞬間や学んだことを教えていただけますか?
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- #06
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入社して3年目で初めてコントローラー(工程管理者)業務を担当しました。この業務はその日の現場責任者として、上司や先輩への指示出しや、様々なイレギュラーに迅速に対応する必要があります。また、この業務では事務所内でPC画面と無線からの情報を通じて現場作業の進捗を確認し、これまでの経験を頼りに作業プロセスを調整し、無線通信にて現場をコントロールします。言い換えれば、現場を目にすることなく、人々を指揮する役割です。この業務経験を積むことで、コミュニケーション力や状況判断力が向上し、何よりも安全と信頼性に対する意識が高まりました。
- Q.持続可能な観光や地域社会に貢献する取り組みについて教えてください
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- #07
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沖縄県のような島国では、観光の成長や地域振興において航空機は不可欠です。そのため、これまで以上に空の安全を確保することは、お客様を含む多くの人々との約束であり、私たちANAの航空事業の責務であります。また、沖縄観光が盛り上がりを見せ始め、特にインバウンドの観光消費が、更なる観光産業の発展に好循環を生み出しています。この成長に貢献するため、グランドハンドリングの魅力をさらに広めていき、業務を通じてより高い安全基準を確立し、グッバイウェーブのような温かなおもてなしを心がけていきます。
- Q.今後の展望をお聞かせください
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- #08
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私たちグランドハンドリングは、空の安全と信頼を提供することで、沖縄観光の向上に貢献していると自負しています。そのため、安全と信頼の重要性を後輩や部下にしっかりと伝え、次世代に受け継いでいく責任があると考えます。沖縄県、日本全国、そして世界の観光・ビジネス・物流に貢献できることを誇りに思い、弊社の想いにもある「1名・1個・1便」に強くこだわっていきたいと思います。また、グランドハンドリングを通じたおもてなしの心を体現し、皆様の空の安全を日々守り抜く使命を全うしていきたいと考えています。